「才能」と「能力」の違い 2019/01/12
こんにちは。おおたか(Kuny)です。
沖縄は暖かいですよ~。只今23℃!
今回は「才能」と「能力」の違いについてお伝えします。
昨日の沖縄勉強会でもお話ししました。
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この違いをひとことで言ってしまうと、
「才能」とはスーパーマンで、
「能力」はスパイダーマン。
なんのことかって思うかもしれませんが(笑
才能と能力って似ている言葉なんですが、実はちょっと違っています。
少なくとも僕は別のものとして使っています。
才能も能力も両方とも「できること」のことなんですが、特にビジネスではまったくベツモノなんです。
これってどういうことかというと・・・
まず最初にスーパーマンとスパイダーマンの違いからお伝えしたほうがわかりやすいですよね。
スーパーマンって赤ちゃんのころスーパーマン星からアメリカにやってきて、大きくなってからはニューヨークで新聞社で働きながらスーパーマンをやってるんです。
これに対してスパイダーマンって、もともと冴えない人が実験のせいで手から糸が出るようになってヒーローになっていくって話です。
これって二人ともスーパーヒーローなんですけど、スーパーマンってもともとスーパーマンとしての力を持ってるんです。
子供のころからすごい力もあるし、空も飛べる。
でも、スパイダーマンはもとはそんな力を持ってなくて後付けなんです。
後からできるようになったんですね。
言ってしまえば、
才能=スーパーマンは先天性のもので、
能力=スパーダーマンは後天性のものです。
後天性のものっていうのはそれを知っている、あるいはそれができる方が生きていくうえで生きやすいものです。
例えば、コンピューターができるとか英語が話せるとかですね。
努力して手に入れるものとも言えますね。
これに対して、才能はもともと持っているものなので、自分の中ではできて当たり前。
むしろ、他の人ができないことの方が不思議に思ってしまうものです。
だから才能は他の人から「よくそんなことができるね」って言われても、本人はできて当たり前なので「別に普通じゃん?」って感じになっちゃう。
ビジネスをしていくうえで、どっちがあれば有利かというと・・・
当然ながら才能を使ってビジネスができるととても楽です。
なんでかというと、努力しなくてもできてしまうから。
才能を持っている人と持っていない人でどのくらい違うかというと、才能を持っている人ができることを他の人が努力してやろうとしても、中の下ぐらいまでしかいけない。
これに対して、才能を持っている人はふつうに上の上レベルのことができちゃう。
もはや比べるまでもないってくらい差がついちゃうんです。
能力でビジネスをやっている人はとてもがんばらないといけない。
でも、才能でビジネスをやっている人はがんばらなくても結果が出せちゃう。
これが才能と能力の違いです。
じゃあ、才能でビジネスをすればいいじゃんってなるけど・・・
でも、ちょっと待った!
才能っていいことづくめではないんです。
才能の弱点
でも、才能には1つ問題があるんです。
それは自分の才能にはなかなか気づけないこと。
人の才能は気付けるんですけどね・・・
自分の才能って気付けない。
ちなみに、人の才能のことを褒めても、その人は
「へぇ・・・」
「そうなの?」
くらいしか反応がないんです。
これって才能を指摘されたときの典型的な反応です。
リアクションが超薄いんですね。
その人にとっては当たり前のことなので、自分では価値を感じていない、というか当たり前と思っているからこんな反応になってしまうんです。
たとえば・・・
僕の才能はお人よし&おせっかい性格です。
ほかの人からしたら「よくそんなことできるね?」って言われるんですが、僕からしたら普通なんですよ。
ある時、僕の友達からハードディスクが壊れたって相談があったんです。
よくよくみてみると、多分ケースだけ変えたら問題ないような問題だったんです。
でも、その友達は忙しそうだったので、僕が代わりにパソコンショップに行って買ってくるよってなったんです。
で、無事にケースを買って車で友達の家に戻っているときに、曲がっちゃいけないところでUターンしちゃったんですよ。
そしたら
ウーウー
ってサイレンが鳴って・・・
これって何が起こったか、わかりますよね?
交通違反でとめられてしまったんです。
人助けしに行って交通違反でとめられちゃうのって、普通だったら「なんだよ~」ってへこんじゃいそうなんですが、お人よしだとそれも含めて「人助けしているうちの誤差でしょう?」って思えてしまうんです。
でも、お人よしとかが才能じゃない人がこれをやろうとしたら、相当がんばらないといけない。
自分も仕事があるなかで必要なものを調べて、お店の場所を確認して、時間をつくって買いに行ってあげる。
しかもタダですよ。
「あ~、これ大変かも」
って思っちゃうのが普通。
でもお人よしの人は子供のころから当たり前のようにできちゃうんです。
「お人よしになりたーい」と思っても、元々のお人よしの人と比べたらできることは中の中くらいがせいぜい。
もしかしたら中の下にもいかないかもしれないです。
そのくらい才能と能力は差が出てしまうんです。
でもね、才能ってなんに使えるのかよくわからないことも少なくないんですよ。
たとえば・・・
僕の娘が1歳のころ、「今日は静かにしてるな~」と思ったら、ひたすら段ボールの表面を剥がしてるんですよ。
段ボールって中しんって呼ばれる波打った部分があって、その表面にライナっていう紙が貼られているんですが、このライナをひたすら剥がしてるんです。
ず~っと、静か~に(笑
ひたすらやってるんですよ。
でも、これって同じことをずっと続けられるって才能なんです。
同じ年齢の子に段ボールを渡してもできない子はすぐに飽きちゃう。
最近でもその片鱗が見えてて、アイロンビーズをひたすら整理し続けられるんです。
アイロンビーズって、ボードの上に小さなビーズを並べて絵を描くおもちゃです。
絵を描くためにいろんな色のビーズがあるんですが、そのビーズの色分けをしてるんです。
絵を描くわけでもなく、ひたすら色分け(笑
しかも、それが面白いっていうんです。
僕は絶対できないですけど(笑
これが才能だってわかったからってすぐに何かできるわけではないんですが、才能ってこういうことなんです。
才能を仕事にできると強い!
才能って能力と違ってすぐに仕事に活かせるわけではないかもしれません。
でも、才能は仕事に活かすとすごいです。
たとえば、僕の師匠(西田さん)は「磨く」のが大好きなんです。
コンテンツとかを一度作ると、そのあとのブラッシュアップがすごいんです。
とにかく磨く。
よりよくする作業が「磨く」ことに通じていて面白いらしいです。
さらに「絡まった糸をほどく」のが大好きだそうです。それが、コンサルティングにとても役立っていると。
ごちゃごちゃと絡まった状況を話を聞きながらひとつずつ解いていくときにとても役に立っているそうです。
才能を自分のビジネスで使えると、とにかく楽なんです。
楽しようの楽ではなく・・・努力しないでもできてしまうから楽なんです。
そして、がんばることなく楽~にできてしまうので、結果としてたくさんの人達を助けられるのです。
能力だとこうはいかないんです。
似てるようで実は似てないんです。
特に起業するときはこの才能を活かせるととても強いです。
ちょっと長くなってきたので、次回は才能と能力と起業の話をお伝えしますね!
おおたか(Kuny)