【歯医者さんモデルから学ぶ差別化C・P・F】⑤虫歯治療などは実は歯医者の商品ではない 2014/09/10
こんにちは、西田光弘です。
今回はこのC・P・Fから、歯医者さんを通してビジネスモデルについて考えていきましょうというということをお話をしていっています。
前回お話をしたのは、CとFは商品が違うということで、よかったら商品を書き出してみてくださいね、ということを言いました。
やってみましたでしょうか。
商品を書き出してみる。
ビッグカメラの商品は何でしょうか、オーディオ製品からパソコンから洗濯機から、何でもありますね。
そういうのを書き出します。
そしてFはフッ素コーティング、抜歯、虫歯の治療、ありますね。
そういうのを書き出していきます。
では今度は、お話がお客様の視点になります。
お客様の視点になって、僕らがお客様です。
歯医者さんを、行っているこの先をチェンジしたくなる。
ブランドチェンジと言うか、行く先を変えたくなる時って、どんな時でしょうか。
これは第1回目、第2回目辺りにも繋がっているのですけれども、余程痛いとか、余程ひどいとか、余程不潔とか、何かそういうことがなくて、いわゆる人生の中で、ある程度以上の治療もしてくれて、普通に応対してくれて、別にすごい不潔な歯医者さんというのも今どきないでしょうから。
そうしたら2回目も3回目も多分行くはずなのです。
一方コンビニで例えば、コンビニというのはコンビニエンスストアだけではないですよ、コンビニモデルです。
マクドナルドとかロッテリアとか、何かそういうものがありますね。
実はそういう所で、商品というのは売っている商品だけではないのです。
僕らが商品として見ているのは、もちろんその商品1点1点だけではなくて品揃えです。
それからサービスを見ていますよね。
それから店員さんの応対とかを見ていますよね。
それから例えばラッピングとかを見ていますよね。
ありとあらゆるところを、まるで僕らは評論家のように見ていると思うのです。
これがコンビニエンスモデルの商品。
それから歯医者さんの商品というのは、実はフッ素コーティングとか歯を治すとかというのは、実は商品ではないということが重要な所なのです。
ここがCかFか、FかCかというのは、この商品が一体何かということをきちんと、経営している側が定義していないと競争の仕方が変わってきてしまうのです。
商品は何なのか、次回のビデオでそこを解説していきます。