犬のワーク

提供: 西田語
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当たり前だと考えている言葉でも人と人とのコミュニケーションがどれほどズレるかを実感するワーク。
手順としては以下
  1. 2人以上で実施(多くても5人くらいまででやれば十分)
  2. 全員、それぞれで紙の真ん中に、「犬」と書いてそれを○で囲む
  3. ○から10本の線をマインドマップのように放射状に引く
  4. 10本の線の先に、自分が考える「犬」のイメージを書く
    • 「散歩」「糞の始末」「小さい」「うるさい」「白い」「かわいい」など。
    • ただし、この時、お互いが書いた答えがわからないように一切相談しないで書く
  5. 全員10個のイメージが書き終わったら、代表者1人が自分が書いたイメージを1つづつ読み上げて行く
  6. 代表者が1つづつ読み上げると同時に、同じイメージを書いた人は手を挙げる。
    • 全員が同じイメージを書いていたら、それぜカウント1。
  7. それを10個全部読み上げて、全員が同じイメージだったものがいくつだったかカウントする。
というワーク。
結果的に2-3個程度しかないはず。
「犬」という共通言語でも、人によってまったく持っているイメージが違う。
あなたが「犬」の話をしている時、相手の人は違う「犬」をイメージして話を聞いているのだ。
これが日常会話ならば、うまく補正して何の問題も無い会話で完結するかもしれないが、もしビジネス上の会話だったらどうだろう?
お互いがズレたイメージのまま会話を進めているかもしれない。
まず、会話ではまず「おそらく、最初は犬だ」という認識からスタートすることが必要で、次に、共通言語をより近づけるためにイメージをシェアすることが大事である。